CARE LABELLING OF TEXTILE GOODS商品のお取扱い方法
SHOES シューズ
大切な靴を末永くお使いいただくためには
新しいうちからお手入れ
- 靴を履く前にその素材にあったお手入れをすると、汚れが付きにくくなります。
- 本革は専用の栄養クリーム(乳化性)を塗ると、革に水分と栄養分が補給され、表面に保護膜ができます。
- さらに、防水スプレーをかけると効果的です。
- 起毛革やキャンパス素材は、防水スプレーで汚れや雨によるシミを防ぎます。
※クリームや防水スプレーは素材との相性でシミ等が生じる恐れがありますので、ご使用前に目立たないところで小さく試してから全体に使用してください。
普段のお手入れが大切です
ほこりや汚れを、布やブラシ、専用クリーナーで早めに落とします。紐靴の場合は紐をとってお手入れすると、より効果的です。
靴にも休息が必要です。
3足以上の靴を交互に履きましょう。同じ靴を連続して履き続けると、痛みや消耗の原因になります。
履いた後のケアが型崩れを防ぎます
靴をぬいだ後は必ずシューキーパーを入れて形を整えましょう。
※靴一足にシューキーパー1本をお勧めします。
※ブーツ専用のブーツキーパーもございます。
水分が苦手です
雨や汗で湿った時は、布で水分を拭き取り、シューキーパー等を入れて陰干ししましょう。革素材の場合は、完全に乾いてから、クリームを塗りましょう。
保管の際
色移りが生じる恐れがありますので、保管の際はなるべく他のものに接触しない様に注意をしてください。

素材別 お手入れ方法
一般の革

起毛革(スエード・ベロア・ヌバックなど、革の裏や表を起毛させた素材)
毛足に付く汚れを防ぐため、新しいうちから防水スプレーをかけましょう。汚れが付きにくくなります。
★汚れてしまったら
1.軽い汚れには、スエード専用ブラシでブラッシングして汚れを落とします。
2 部分的な汚れには、消しゴムタイプの汚れ落としを使い、必ずブラッシングで起毛させます。
3.全体的に汚れてきたら専用スプレー、ローションで汚れを落とします。
4.色あせが気になる場合はスエード用のカラースプレーで色づけもできます。
5.最後の仕上げに必ずブラッシングをします。
ヌメ革(革そのままの風合いを出すために表面加工をほとんどしていないナチュラルレザー)
1.水や雨、油をすぐ吸収しシミになりやすく、日焼けしやすい特性を持っています。
2.使用後は乾いた柔かい布で軽く拭き、ほこり等をとってください。
3.クリームは必ずヌメ革専用のものをご使用ください。普通のクリームではシミになってしまいます。
オイルレザー
1.ブラシで汚れを落とします。
2.布にミンクオイルをつけムラなく塗ります。
3.乾いた布で余分なオイルを拭き取ります。
※オイルを充分に与えているので、水に強い素材ですが、手入れを怠るとオイルが抜けてカサカサになります。
エナメル革
1. 柔らかい布を用いて乾拭きし、全体の汚れを落とします。
※ブラシのご使用はお避けください。表面に樹脂がコーティングされていますので、傷つく可能性があります。
2.クリーナーで表面の汚れや古いクリームを取ります。
3 エナメル専用のクリームを少量、布に取り、靴のかかとから前に向かって薄く塗ります。
4.クリームがなじんだ後に柔らかい布で乾拭きしてください。
5.余分なクリームを拭き取りながら、皮革に光沢を与えます。
※エナメル風の合成皮革のものは『合成皮革』としてお手入れください。
合成皮革
本革のようにクリームでのケアの必要がなく、お手入れも簡単です。
1.水でぬらし固く絞ったやわらかい布で汚れをふきとります。強い汚れの場合は中性洗剤を加えた水を使います。
2.風通しがよく直接日光の当らない場所でしっかり乾かします。
※合成皮革はポリウレタン樹脂がコーティングされているものが多く、年月がたつと劣化し、表面がはがれたりべトつくものがありますが、これは素材の性質上やむを得ないものです。また、熱に弱く火のそばにおくと軟化または変形することがありますのでご注意ください。
生地や布素材
外側が繊維素材(布・生地など)でつくられた靴は、おろす前に防水スプレーをかけて事前に汚れを付きにくくすることが大切です。(防水スプレーは事前に目立たないところで小さくお試しください。)履いたあとは、軽くブラッシングをして汚れを残したままにしないようにします。※素材によってはキズや毛玉の原因になりますのでご注意ください。
どうしても、汚れが気になるときは、水をやわらかい布に含ませ固く絞り、叩くようにして拭きとり、直射日光を避けた風通しのいい場所でしっかり乾かします。
靴底のお手入れ
革底
<特性>
通気性があり、靴底のかえりがよく、歩きやすい反面、使用を繰り返すと磨り減る特性があります。特に雨の日には水分がしみこみ、滑りやすくなるだけでなく、靴底割れの原因にもなります。
※雨天時のご使用はお避けください。
※靴底がすり減ってきたら、交換できるタイプのものもありますので、売場係員にご相談ください。

かかと
ヒールやトップリフトは交換できるタイプのものもあります。
すり減りがひどくなると歩きにくく、また、修理費用がかさむので早めに交換しましょう。
【ご注意】
お手入れ用品はいろいろなものが出回っています。合わないものを使うと、シミの原因となります。
そのため、必ず最初に目立たない部分で試してから使用してください。
靴クリームの種類(乳化性と油性)
靴クリームには乳化性と油性があります。乳化性クリームが最も一般的で普段のお手入れには乳化性をおすすめします。ここ一番ピカピカにしたい時は油性を使いましょう。油性クリームは乳化性クリームよりツヤ・防水性の高いのが特長ですが、油性ばかりを使うとヒビ割れの原因になります。