インタビュー

vol.7

斉藤朱夏さん(吉本美希役)

今回は主人公の平倉まりの会社の後輩、ちょっとそそっかしいけど、純粋でまっすぐなところがステキな吉本美希役の斉藤朱夏さんが登場です。第一話では先輩に頼りきりだった美希が、今回大きな成長し一つの決心をします。様々な出会いや別れが詰め込まれているこの作品に、どのような共感が斉藤朱夏さんにあったのでしょうか。

緊張の連続。そのときに気をつけたこと

──最初に配役が決まったときの感想を教えてください。


斉藤朱夏さん(以下、斉藤):配役が決まったときは正直びっくりしました。他のキャストの方々を見た時に「うわぁ、まじか!」って思うくらいすごく豪華で、共演できることに対して純粋にドキドキしました! 私はまだ声優としても経験値が浅いので、まず先輩方に迷惑をかけないようにしようと思っていましたし、マルイさんのCMということもあり、ホントにずーっと緊張していました…。


実際に演じ終えたときは「終わったー!! 緊張解けたー!」って感じだったんですが、スタジオでもしっかりと先輩を見て、演技のことをしっかりと学ぶことができる良い時間でした。


──相当緊張されていたと思いますが、美希を演じる中で気を付けたことはありますか?


斉藤:スタジオ内では美希として私は存在しているので、私自身を出さないように気をつけました。「斉藤朱夏が美希を演じる」っていうよりかは「本当に自分が吉本美希なんだ」という意識で演技に臨みました。美希ってあわてんぼうだったり、少しそそっかしいところがあるじゃないですか。自分と照らし合わせてみると、そういう部分があまりないので、もし自分がテンパったらとか、過去にテンパってしまったときを思い出して、それをイメージしながら美希を演じました。


美希にはすごいステキなところがあって、意外とストレートに物事を言うじゃないですか。それってなかなかできないことだと思うんです。そんな美希の存在をみんな知ってもらいたいからこそ熱意を持って演じようと思いました。


──そんなおっちょこちょいだった美希が、今回大きな成長をしましたね。


斉藤:そうなんですよ! 台本を見たときに「えっ!? 美希が独立!? うっそー!」って結構びっくりしたんですよ。今までずっと目標にしていた先輩(平倉まり)を見てきた中で、自分の中で独立をした方がいいって瞬間が訪れたんだろうなって。私も昔、大きな選択肢しなきゃいけない場面があって、習い事だった「ダンス」と「ピアノ」、どちらか選びなさいと親に言われたんです。私は身体を動かすことが好きだったので、最終的にはダンスを選んだんですが、この選択は転機だったなって思います。ダンスを続けていたからこそ、今の仕事にもすごく活かせているんで、美希が「独立をして先輩と一緒に仕事がしたい」って決心した気持ちはすごく共感ができました。だから、その思いを伝えられるように頑張りました。


──斉藤朱夏さんにとって「先輩」や「後輩」ってどのような存在ですか?


斉藤:今回の収録で言うと先輩がたくさんいらっしゃったんですが、マイクの位置を気にしていただいたり、たくさんコミュニケーション取ってくれたりと、本当に優しくて、緊張がほぐれて役に集中できました。やっぱり先輩は演技もそうですが、人生を多く生きている「先輩」に対しては「尊敬」の思いが一番強いですね。逆に私も後輩が悩んでいるときはすぐに助けてあげるようにしています。「先輩だからエライ!」みたいなのは苦手なんですが、後輩が悩んでいるときにもし私が過去に通過したことがある悩みだったときにはアドバイスをするようにしていますね。



今の思いを忘れないようにして、未来に繋げる方法

──確かに斉藤朱夏さんって、悩みを相談しやすい雰囲気をすごく感じます…!


斉藤:なんか基本友達といるときもよく悩み相談されますね。そのときは一緒に悩みを解決するというよりは、あくまで自分の経験した中でアドバイスをする程度で、悩みに対しての答えは自分次第だよって話をよくします。逆に私自身、まったく他人に相談しないんですよ。相談をするってこと自体が苦手で、ずっと自分で自問自答をし続けるタイプなんです。


──自問自答って、気持ち的に大変じゃないですか?


斉藤:実は私、日常的に生活しているときにその日に思ったことをノートに書くようにしているんです。例えば今日のよかった出来事や電車の窓越しに夕焼けをみてふと感じたこととかその瞬間瞬間を文字にするようにしています。逆にいいことだけじゃなくて、何か失敗したときに思ったこともノートに書き残しています。そのときの感情は絶対に忘れたくないし、その経験が絶対に次のプラスになると思うんです。だから自分が思い悩んだときにそのノートをみて、過去の自分はどうやって解決したのかを振り返ったりします。あ、内容はちょっとポエムな感じなので外に出ることはないと思います!


──いやぁ…本当に自分自身で解決しちゃうんですね…。


斉藤:そうなんですよ!(笑)だから今回のCMの主人公の平倉まりさんにも少し共感するところがあって…。私も、悩みは他人に話せないし、嘘も付けないんですよ。だからちょっと悩んでることがあると「なに悩んでるの?」ってすぐバレることもあります……まぁ、結局自分で解決しちゃうことが多いんですけどね。



ちょっとしたしあわせが大きくなる瞬間

──ちなみに、苦手なことはあったりしますか?


斉藤:勉強がとにかく苦手です! あとは…なんだろう…ニョロニョロした虫は苦手です。


──動物は…?


斉藤:大好きです! イヌを1匹飼っているのですが、もうかわいくてかわいくて…。でも今回の作品にも登場しますがネコも大好きですよ。あの甘えたいときは甘えてくるけど、満足したらどっかに行っちゃうツンデレみたいな感じがすごい好きです。いつか家を動物園みたいにしたいと思うくらい動物は好きです。


──動物って本当に癒やされますよね。ちょっとした仕草に今回のCMのテーマみたいな「小さなしあわせ」を感じる瞬間があると思うのですが、斉藤さんは最近「小さなしあわせ」を感じたことはありますか?


斉藤:そうだなぁ、ある意味生きていること自体が小さな幸せなんじゃないかなって思うんですよ。この先何が起こるかはもちろんわからないのですが、こうしていろんな人に出会って、いろんな経験をする日常の一分一秒は、もしかしたら小さなことかもしれないけど、すごく幸せなことだと思っているんです。そしてこの小さな幸せがたくさん集まって、大きな幸せになる瞬間がくるんです。例えばそれがライブだったりするわけで、その大きくなった幸せを見ることができた瞬間って「あぁ…生きててよかった!」って思うんですよね。

──生きていく中で、出会いがある一方、別れもあると思います。


斉藤:そうですね。実は今回、このインタビューの話を聞いたときに「別れ」に気がついたんです。中学や高校に進学する瞬間って必ず別れってあるじゃないですか。そのときは「また会おうねー!」って言葉を交わしたんですが、思い返すと連絡先も知らないし、今何をしているかもわからないことに気がついたんです。私の知らないところで別れを経験していたんだなって。それを考えた瞬間にすごく寂しくなりました。日常のふとした瞬間に別れがあるんだなって。だからより出会いを大切にしようと思うようになりました。


──今回のCMにはその「決心」や「出会い」、そして「別れ」が詰め込まれていると思います。


斉藤:今回の「猫がくれたまぁるいしあわせ」を見ていると、まりさんは周りに相談しないで自分で戦っていたり、誰もいないところでひっそりと泣いていたりするんですが、私も人前で泣いている姿とかを見せたくないので、すごく共感ができるんです。きっとこのCMには今自分が思い悩んでるモノの答えが何処かにあると思うんですよ。なので、私は吉本美希を通して皆さんに人を好きになる瞬間、何気なく過ごしていた日常、動物や季節から小さなしあわせを感じてもらえるように演じていこうと思っています。


──この作品に詰まっている思いを改めて感じさせて頂きました。今回はお時間いただきありがとうございました!



キャンペーン情報

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