
太陽光が皮膚にあたり、皮膚が褐色に変化することを日焼けといいます。これは皮膚を紫外線から守ろうという色素細胞の働きです。赤道近くに住む人びとの皮膚の色が黒に近いのは、色素細胞の中にある「ドーパクロム」という物質が紫外線を受け「メラニン」に変化し、太陽光線の害から皮膚を守っているのです。季節が変わったり・時間が経ったり・肌に対するケアをしたり、紫外線が当たらないようにしてやると、約28日周期の表皮の角質化と共に元の肌色に戻りやすくなります。(取材先:Aisha spa 岡本淳子) 。
※このコンテンツに関しては個人の体質や、その時の体調などにより効能や効果が違います。ここに書かれていることは、参考で、責任を持ったサンケアのためには、プロ指導の元、体にあったサンケアが必要です。
紫外線には、地表に届く「UV-A波」と「UV-B波」オゾン層で吸収され、地球に届かない「UV-C 波」の3つがあります。「UV」とはUltraviolet(紫外線)の略。
最も波長の長い「UV-A波」は、日本では2月下旬から11月末まで強く、メラニン色素を増やして「シミ」を濃くするという「サンタン=即時性黒化」現象を起こします(少ない冬の時期でも半分までは減らないのでUVケアが必要なのです)。また、「A波」は25〜50%が表皮を通過してコラーゲンやエラスチンという皮膚を張る成分がある真皮層まで到達しダメージを与えるので「シワ」や「たるみ」の発生にも非常に深く関連します。
※「UV-A波」のAはAging(エイジング)のAといわれ、老化に関係があるとされています。
夏に強くなるのが「B波」で、肌が赤くほてり、「サンバーン=軽い火傷のような皮膚炎症」という現象をおこします。いわゆる日焼けです。浴びた後におきる炎症は、日焼け後12~24時間後に最もひどくなります。また、「B波」を浴び2~3日後にメラニン色素が増えて肌色が濃くなる「二次黒化」が起きます。これは、「サンバーン」による炎症がメラノサイト(メラニン色素を作らせる細胞)を刺激するためで、炎症が強いほど、また長引くほどメラニン色素が大量にでき、皮膚が黒くなります。
※「UV-B波」のBはBurning(バーニング・焼ける)のBといわれます。
SPF(Sun Protection Factor)=
「UV-B波」の防止効果を示す数値日焼け防止の指数の略です。何も塗らない肌が10分で日焼けするとしたら、「SPF1」の日焼け止め製品を塗った肌は約20分で日焼けするということを示します。赤くなる原因のを防ぐ数値と覚えると簡単です。
| ■SPF値の目安 | |
|---|---|
| SPF値 | 効果持続時間 |
| SPF15 | 5時間 |
| SPF20 | 6.6時間 |
| SPF25 | 8.3時間 |
| SPF30 | 10時間 |
※SPF値は1平方センチメートルに2mmの厚さで塗り計測した数値。
PA(Protection Grade of UVA)&PFA(Protection Grade of UVA)=
日本化粧品工業連合会(JCIA、japan cosmetic industry association)の分類規格とUVA防御指数で、「A波」防止効果を示します。皮膚の黒化が起こる原因を防を示す数値と覚えると簡単です。
| ■PA指数とは | ||
|---|---|---|
| PA指数 | 数値 | 効能 |
| PA+ | PFA2以上4未満 | 効能がある |
| PA++ | PFA4以上8未満 | かなり効能がある |
| PA+++ | PFA8以上 | 非常に効能がある |
サンスクリーン剤=
日焼け止めクリームのこと「紫外線吸収の働き」と「紫外線反射の働き」の両方がある。
「紫外線反射」:紫外線乱反射剤・・・肌の表面に薄い膜をつくり、鏡のように紫外線を散乱、反射させる。
「紫外線吸収」:紫外線を肌表面で吸収し熱エネルギーに換え、体内への浸透を防ぐ。
※サンスクリーン剤のSPF値は、ガード力の強さを表すものではなく、ガードする時間の長さを表す。SPF値が高くなるほど肌への負担も大きくなるので、日光を浴びる時間の長さによってSPFを使い分けましょう。
昼間のランニング中の日焼け防止は、発汗でその効果が弱まる恐れがあるので、ウォータープルーフタイプを選びます。一時間のランニングにはSPF30のウォータープルーフタイプがベストです。また、SPF値が高いものを日常的に使うのは肌に対する負担が大きいので好ましくありません。日常の紫外線ケアにはSPF15〜25位で充分です。室内にいるときでも、紫外線は一年降り注いでいます。老化を促進するメラニンを蓄積させないためにも、美容液に紫外線吸収剤などが入ったものを上手に使いましょう。
紫外線と目の関係2001年に発表された紫外線に関するマウスによる研究結果で、興味深いものがあります。目だけに紫外線を照射したマウスの皮膚の細胞にもメラニン色素が発生したというものです。目に紫外線が当たると、脳がダイレクトに察知して、「メラニンを作れ」と指令を出します。それを受けたホルモンは実際にメラニンを生成し、皮膚が紫外線に当っていないにもかかわらず肌を黒くしてしまうのです。
皮膚から受ける紫外線と同じ危険があるとしたら、UVカットサングラスで目を保護する事は、非常に有効ですよね。紫外線は白内障の原因にもなります。ランニング用の軽いタイプのサングラスで目からの紫外線もシャットアウトしましょう。もちろん、キャップも重要です。
サンスクリーン剤を実際使うときはSPF値の基準値(2mmもの厚さ)を顔に塗る人はいないので、効果は表示のSPF値よりもは低くなります。より高い効果を求めるためには、サンスクリーン剤をつける前のケアが重要です。ファンデーションをつけるまえの下地作りをするように事前のケアを行うことによって、思いもよらない日焼けを防ぐことが出来ます。まず化粧水を充分に肌に入れ込みます。
コットンに化粧水(ローション)をひたひたに染み込ませ、手の熱で3分間ほど温めながら浸透させていきます。肌が含む水分量は多ければ多いほど、肌は日焼けしにくくなります。


紫外線にあたった後の体の中では、活性酸素が生じ、お肌も老化しやすい状態になっています。日焼けをしてしまったら、即刻美白のケアに切り替えましょう。お肌の生まれ変わりのサイクルを正常化し、メラニンなどを取り除いていくことが大切です。色素を薄くする成分のものを使いましょう。


